魅惑のシルバー・アクセサリー。銀は古くから、「魔よけ」としてや、「幸運」を呼ぶ貴金属として世界中で愛されているのはご存知の方も多いでしょう
アクセサリーの中でも特に、上品で白い輝きを放つのは、シルバー・アクセサリーですよね。銀は古くから、「魔よけ」としてや、「幸運」を呼ぶ貴金属として世界中で愛されているのはご存知の方も多いでしょう。
金属中で、一番光の反射率が高いのも銀です。そして、古く硫化して黒ずんでしまったものでも、磨けば元の輝きを取り戻してくれる点も、古来より珍重された大きな理由。
光沢仕上げのほか、「いぶし銀」という、わざわざ黒色がかった深い味わいのある色をつくる銀製法もありますね。シルバー・アクセサリーの中でも、「渋い大人」のイメージを演出してくれますよね。
シルバー・アクセサリーの歴史は古く、なんと!古代メソポタミア文明のウルの遺跡でも、紀元前2600年ごろの宝飾品が発見されております。金などと同じく、価値あるものとして扱われていたんですね。古代インドやエジプトでは、ゴールド(金)よりもシルバー(銀)の方が価値が高い!と、されていた時もあったそうです。
銀が広まったのは、16~17世紀ごろです。メキシコの、ポトシなどの大銀山の発見により、大量の銀がヨーロッパに、もたらされる事になったのです。
現在の銀細工技術の始まりは、アメリカインディアンの種族によってです。今では、インディアンジュエリーとして世界的にも非常に有名。部族によって手法が違い、ターコイズ(トルコ石)を配したシルバー・アクセサリーなど、力強い味わいがありますよね。